kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

煮卵の温度

ラーメン屋さんで、煮卵入りのメニューがあったり、トッピングで煮卵が選べる店は少なくない。煮卵はラーメンにとてもよく合いそうだし、栄養価も高まりそうなのでわりとよく注文する。でも実際に出てくるラーメンの煮卵を食べて残念に思ってしまうことが多…

源氏物語とEmacs

大河ドラマの影響で源氏物語が話題になっている。僕が愛するテキストエディタGNU Emacsは当初日本語を扱えなかったのだが、半田剣一さんをはじめとする方々のおかげで多言語に対応し日本語も使えるようになった。そのGNU Emacsの多言語拡張の名前がMule(ミ…

プラトン「饗宴」を読んだ

饗宴 (岩波文庫 青 601-3)作者:プラトン岩波書店Amazonこれは読み返したくなる。さすが名著中の名著。古代ギリシャの宴会(饗宴)で、それぞれが「愛(エロース)」について演説しあうという内容。中心となっているのは、著者プラトンの師であったソクラテス…

父とウイスキーと祖母

すいぶん前に父と祖母(ばあちゃん)から聞いた話を思い出として書いておく。一時期、父はよく登山していた。本格的なものではなく、登山というより山登りとかハイキングといったほうがいいのかもしれない。酒が好きな父は、山頂からの景色を見ながら一杯や…

当たり前のこと

「当たり前のことを当たり前にやることが大切」という話を聞くことがある。そう言われると僕などは「当たり前のことがまったくできておらずごめんなさい」となってしまう。みなさんはどうでしょうか。できてます? 当たり前のこと。「当たり前のこと」という…

RPG誕生50年

youtu.be三遊亭楽天さんがRPG人生を語っている。いいですね。今年は元祖RPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」が生まれて50年だそうだ。僕はD&Dの名前は知っているけど実際に触れたことはない。TRPGを知ったのは「ファイティング・ファンタジー」のTRPG版だ…

「ルーツ(ROOTS)」を見た

「ルーツ」という作品については、レンタルビデオ屋さんに入り浸っていた頃に、VHSで複数巻に分かれて棚に並んでいたのを覚えていた。黒人の家族に関する話だというのもなんとなく知っていた。いままで中身を見るには至らなかったのだが、今回、あるきっかけ…

NHK「黒澤明の映画はこう作られた 〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜」

録画して見た「黒澤明の映画はこう作られた 〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜」がよかった。俳優の山崎努や仲代達也をはじめ、スタッフのインタビューも多数。黒澤明がどんな風に映画作りと向き合っていたのかが伝わってくる。特にすばらしい…

David Bowieの「Is It Any Wonder」

デヴィッド・ボウイの「Is It Any Wonder」というEPがApple Musicにあって、わりとよく聴いている。Apple Music上は「1997年」とあるし、トラックにも「Stay '97」などがあるので97年に出ているのかと思って、「当時ぜんぜん知らなかったなぁ」と調べてみた…

食事中のテレビを消す

家族で外食すると会話がはかどる。その要因のひとつが「お店にはテレビがない」ということだと思っている。家で食事をするときにテレビがついていると、どうしてもテレビに注意力をもっていかれるし、会話しなくてもテレビが話しているのでなんとなく会話が…

サウンドバー

一年ほど前にリビングのテレビを新調した。初めてのREGZAで操作性や映像等々には満足したんだけど、スピーカーでちょっと気になることが。音質は上々でありつつも、後ろ向きに音が出る設計になっており、どちらかというとテレビの後ろ側にいたほうがよく聞こ…

デジタルつまみ、アナログつまみ

居酒屋のメニューの中で、餃子や串カツ、鶏の唐揚げなどは離散的でデジタルつまみといえる。一方で、ポテトサラダやホッケの開き、麻婆豆腐は連続的でアナログつまみといえる。人数や関係性、腹の空き具合によって、うまく注文しわけていきたい。可算つまみ…

ドラマ版「三体」を見た

WOWOWオンデマンドで配信されている「三体」のドラマを見終わった。小説の「三体」は三部作ともに読んだことがある(メモによると2022年の夏だったようだ)。最初けっこう難しいと感じたものの、どんどん面白くなっていって第二部・第三部の盛り上がりは本当…

月刊MacPowerのなつかしい記事たち

月刊MacPowerMacintosh 40周年で懐しい気分になった流れに乗って、かつて愛読していた月刊MacPowerを中古で入手。1992年11月号、1993年の6月号と11月号の3冊。なつかしすぎる(自分で買った分はもうどこかへ行ってしまった)。現在も活躍している林信行さん…

「トランスジェンダー入門」を読んだ

トランスジェンダー入門 (集英社新書)作者:周司あきら,高井ゆと里集英社Amazonトランスジェンダーについては家族の間でもよく話題にのぼっていて、僕は詳しくないのでいろいろ質問しながら話を聞いていたんだけど、なんとなく腹落ちしない部分があった。「そ…

Macintosh 40 周年

1984年1月24日に初代Macintoshが発表されてから、40年がたった。30周年の時のような記念サイトはなさそうだが、記念にその歴史を凝縮したようなAppleロゴが公開されている。まずは、40回目の誕生日おめでとうございます。実は30周年の時も同じような書き出し…

「私たちはどう学んでいるのか」を読んだ

私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化 (ちくまプリマー新書)作者:鈴木宏昭筑摩書房Amazonrebuild.fmなどの出演で有名な伊藤直也さんがSNSでおすすめしているのを見て読んでみた。とても良かった。理解力、思考力、コミュニケーション力など…

「自動人形の城」を読んだ

自動人形の城作者:川添愛東京大学出版会Amazonしばらく前に買って本棚に飾ってあったのをようやく読んだ。読みはじめたら面白くて、その日のうちに読み切った。わがまま放題で育った王子様が、自業自得のきっかけでピンチに陥り、成長しながら克服していくと…

風景を作っていく

ある人が「風景を作っていくことが大切」という話をしていたのを聞いて、それ以来「風景」という言葉を気に入っている。「風景」という言葉には、強いインパクトのない、あたりまえの状態である雰囲気がある。だから、大人が学び続けている風景、企業や政府…

新年いきなりの地震

年末年始は長岡市の実家で過ごしている。きのう 、元日の夕方に家族でスーパーで買い物をして、さてレジで会計してもらおうかという時にポケットのiPhoneが激しく振動し、警報が鳴りはじめた。画面を見ると緊急地震速報。石川県で地震が発生したとのこと。「…