kanizaのブログ

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ドラマ版「三体」を見た

WOWOWオンデマンドで配信されている「三体」のドラマを見終わった。

小説の「三体」は三部作ともに読んだことがある(メモによると2022年の夏だったようだ)。最初けっこう難しいと感じたものの、どんどん面白くなっていって第二部・第三部の盛り上がりは本当にスゴかった。スケールでかすぎ。

このドラマは三部作の第一部を映像化している。第二部・第三部に比べれば第一部は映像化しやすそうではあるが、それでも難しいところを見事にやってのけている。不満ゼロといっていい。映像で見たおかげで原作をより理解できたのでありがとうございますといった気分だ。

「三体」は中国人作家である劉慈欣による作品で、舞台も基本中国。登場人物も中国人の名前になっている。僕は中国の小説を読み慣れていないので、小説では名前から人物イメージがわきにくかった。たとえば主人公は「汪淼」なんだけど、まず読めない。最初は仮名がふってあっても、ずっとあるわけではないから記号的に「汪淼」を認識していた(ちなみにワンミャオと読む)。読めないし、漢字としての意味もわからないからイメージつかないんだよね。英語の「ジョン・マクレーン」とかだったら、まぁ、わかりやすいんだけど....ごめんなさい。

それが、映像だと見事に具体化されるわけです。小説の段階で自分の中のイメージがはっきりしていると実写版で落差が生まれてガッカリとかあるけど、小説ではモヤモヤしていたので「そうだったのか」と、「正解」を見れたような気になった。

もしかしたら、このドラマ版を見てから原作を読んだほうが楽しいかもしれない。ちなみに主人公の汪淼が友人に似ているのでずっと「似てるなー」と思いながら見ていた。

予告映像はこちら。

youtu.be

これとは別にNetflix版も制作されていて、3月に配信開始とのこと。こちらも楽しみだが、舞台が中国ではなさそうだし、けっこう原作とは違う感じになりそう。あと第一部だけではなさそうな雰囲気もある。予告編はこちら。音楽がレディオヘッドの「Everything In Its Right Place」(のカバー)ですな。

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レディオヘッドといえば、Apple TV+にある「サイロ」の予告編の音楽が「Exit Music (For a Film)」(のカバー)なんだけど、ドラマ内では流れないし、YouTubeにある予告編でも別の曲だし、サウンドトラックにも含まれていないのでモヤモヤしている。

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話が逸れたが、とにかく三体はスバラシイのでみなさんもぜひ。