kanizaのブログ

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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を見た。

スター・ウォーズシリーズで最後に語られるエピソードとしてふさわしい大きな映画だった。ジョージ・ルーカスはやっぱすげぇと思ったな。

全編、ものすごいスペクタクル的映像が続く。ありえない乗り物やありえない生き物が、ありえない風景の中ありえない動きをぐりぐりぐり。やりたい放題という感じだった。もう、かなりの部分がCGなんだろうな。実際の撮影風景はブルースクリーンとかでさぞかし殺風景に違いない。内容的にも名場面、名対決があってとてもよろしかったと思う。

今回はヨーダのセリフに注意しながら見ていた。このあいだヨーダの話す言葉は倒置法になっていると聞いたのを、映画を見ながら思い出したのだ。「I hope right, you are」とか、たしかに倒置法になっている!僕は英語はよくわからんからぜんぶ聞き取れたわけじゃないけど、ヨーダは短いセリフが多いからいくつかはわかった。予告編ヨーダのセリフ「Twisted by the dark side young Skywalker has become.」もそうだよね。

セリフと言えば、シスの暗黒卿を演じるイアン・マクダーミドの「ダーク」な口調もすごく良かった。これも予告編で聞ける。

このエピソードでは、アナキン・スカイウォーカーがフォースの暗黒面に堕ち、あのダース・ベイダーとなる。これは本当に悲しい話だったけど、ずっと謎だった部分が解き明かされたのには満足。でも、子どもの頃から知っているスター・ウォーズシリーズがひとまず終幕を迎えるという点はちょっとさびしい。はじめて観たのは、テレビ放映されたエピソード4だった。放映時「10年前に作られた」と言っていたのを覚えているから、1988年くらいだったんだろう。ちょうど映画に目覚めたくらいかな。エピソード1の公開前、1998年に立て続けに公開された旧3部作の特別編はぜんぶ映画館に観に行ったな。映画館であのテーマ曲を聴けたのが嬉しかった。エピソード1公開時は、先先行上映をやっているのを街で偶然見つけて行列に並んだ。自分がまだ知らないスター・ウォーズを映画館で観れたのが嬉しかった。

終わってみれば、スター・ウォーズ6部作はアナキン・スカイウォーカーの物語だったということになる。今作のポスターとかもすっかりダース・ベイダー中心だもんね。旧3部作の役者たちはこの盛り上がりをどんな気分で見てるんだろ?特にルーク役だったマーク・ハミルスターウォーズ以後まったくパッとしないもんな。ルークを演じたのがその後の役者人生を大きく左右してしまったと思うのだけど、それでもあの「スターウォーズの主人公役」というのはゆるがないと思っていた。なのに「これはアナキン・スカイウォーカーダース・ベイダーの物語でした」なんて結果になっちゃって。ちょいと気の毒。

マーク・ハミルとは対照的に大成功したハリソン・フォードもどんな気持ちで眺めているのか興味深い。オビ・ワン役のアレック・ギネスは残念ながら亡くなってしまったね。亡くなったのはエピソード1の公開前だったと思う。

映画のシリーズは完結でも、テレビでエピソード3と4の間の話をするとのこと。ほどほどに期待したい。そこではルークが主人公なのかな。他にも若き日のヨーダとか、ダース・シディアスがダークサイドに入る話なんかも見てみたい。エピソード0とか作ってくれないかな。でも「ベイダー VS エイリアン」とかそういうのは遠慮しとく。