kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

Tiger購入

昨日は Mac OS X Tiger の発売日。午後6:00 から発売ということだったんで、6:30くらいに心斎橋の Apple Store に行った。ふじまるさんが iPod photo を買うということだったので現地にて集合。店の前には Tiger のための行列ができていたからしばらく並んだのち、ふじまるさん iPod とともに無事に購入した。売り切れとか微妙に心配していたけど、店内は Tiger がわんさかあって売り切れる気配は全くなかった。あと、Tigerと一緒に買うと安くなるキャンペーンをやっていた Microsoft Office のスタンダード版も買ってしまった...ついに Office ユーザーになった。

さっそくTigerをインストールして...と行きたいところだけど、まずはぜんぶバックアップしてクリーンインストール。DVD1枚なので、ディスクの入れ替えが不要でありがたい。

インストール後、動くようにあれこれ設定したり、バックアップしていたデータを元に戻したりなどあれこれ作業。寄り道ばっかりしていたのでかなり時間がかかった。ようやく一段落した感じかな。Carbon Emacs が動かないのが困るけど。

目玉の検索機能のSpotlightは本当に強力。たしかにこれはコンピュータの使い方を変える。これからはフォルダを使ってきれいに分類、階層化しておくよりも、いかに適切なスマートフォルダを作っておくかが重要となるはずだ。スマートフォルダは、たとえば「最近開いたPDFファイル」とか「内容に"予算"を含むExcelファイル」といったような条件からなるフォルダで、常にその条件に合った最新の内容となる。

スマートフォルダのいいところは、ひとつのファイルが複数のスマートフォルダに入っていてもOKなことだ。複数のスマートフォルダの条件に合致するファイルは、当然両方のスマートフォルダに現れる。これで「どっちに入れようか」と悩む必要がなくなる。そもそも、ものすごい数があるファイルを、ある特定の観点から効果的に分類することなんか不可能なんだよな。これは「超整理法」などでも指摘されている問題だ。分類するのは後から検索するためだから、検索機能が強力なら分類の必要性はぐっと減る。これはGoogleがウェブに与えた影響に似ている。ブックマークよりも、Googleで検索した方が効率よく目的のページにたどり着けてしまうというね。

スマートフォルダのような、特定の条件による検索結果の表示というのは面白い。たとえば Firefox などの開発で利用されている Bugzilla や Bonsai を使うと、「今日報告されたバグ」とか「今日のチェックイン」といったURLを特定できる。当然、これらは違った時にアクセスすれば違った内容になるわけだけど、「今日報告されたバグ」とかっていう意味で表しているものは常に一定なんだよね。「今の天気」みたいに。こういうのを自分のコンピュータの中身に適用できるのは素晴らしい。

Spotlight の他にも Dashboard とか Automator とか注目の機能は多い。開発フレームワークとして導入された Core Data なんかは特に注目している。フレームワークのデザインから学べるところも多いはず。

いやはや、しばらくは Tiger で楽しめそうだな。いろいろ試したいこととか勉強したいこととかあってたいへんだ。