kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

出張からの帰りの新幹線で「「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)」を読んでいた。だいぶ前にかなり話題になった本で、概要は何となく聴いたことあったんだけど、ちゃんと読むのはこれが初めて。

このあいだ読んだ「知的生産の技術 (岩波新書)」の発展的な批判がいくつか出ている。時代はどんどん変わっているもんね。この2冊を順番に読めたのは良かった。

この本の中心的話題である「分類」については、正しくやるのは事実上不可能だと僕も考えていた。ある分類というのはひとつの観点によるものでしかなくて、時と場合によってどんどん違ってきてしまうものなんだよね。分類自体はいろんな性質を抽出するためにおもしろいかもしれないけど、情報の整理方法としては役に立たない。

いまや「「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)」からも長い時間が経っている。コンピュータに関する記述がMS-DOS時代のものだったりもして少し懐かしい。2005年、Mac OS X Tiger は検索機能がシステムの核に置かれるので、リリースされたら超整理法の実践にも有効となるんではないかな。