kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

言語化の動機

ChatGPTがいろいろ面白いことをやってくれるので、何かをテキストにすること、つまり言語化のモチベーションが高まっている。自分の趣味や、過去やってきたこと、好きなこと嫌いなことなどをテキストにして、ChatGPTに「この人について分析してみて」「この人を主人公にストーリーを作ってみて」みたいなタスクを試してニヤニヤしたりしている。

しばらく前、ChatGPTに自分っぽいプロフィールを入れてストーリーを作らせたら「真一」を主人公した謎ストーリーが出てきた。中に次のような部分があって思わず笑ってしまった。

物語は、真一たちがアーティファクトの力を使い、オブジェクト指向の知識とEmacsの技術を駆使して邪悪な組織と戦う痛快なアドベンチャーとなる。彼らは世界中を駆け巡り、様々なソフトウェア開発者たちと出会い、協力しながらSingletonの脅威から世界を救う。

他にも、思いついたことをフリーライティング的にずらずらと書きつらねて、ChatGPTに「整理してみて」とかなんとか、何かの指示を与えればそれっぽい結果が出てくるので楽しめる。ChatGPTがないと、フリーライティングの結果を自分でどうにかするという話になるんだけど、自分が頭脳を使わなくてもChatGPTがいじってくれるので楽しめる(OpenAIのサーバではかなりの電力が消費されているらしいのだが)。

このあいだ試したのは、フリーライティングならぬフリートーキングというか、思いついたことを話して、その録音をOpenAIのWhisperでテキスト化して、さらにChatGPTで整形するというもの。録音をWhisper+ChatGPTで読めるテキストにすること自体は、自分の声ではない文字起こしで何度かやっている。Whisperの認識結果は精度は高いけど改行や段落がなくて読みにくいので、ChatGPTに段落分けしてもらうのだ。Whisperのプロンプトに「文の区切りには"。"を入れてください」と与えないと「。」すら入らなかったりするのでそれも重要。

自分で話して文字起こしして遊ぶのは今回が初めてだった。口述筆記には前から興味を持ちつつも、一人で周囲を気にせず声を出せる場面っていうのがなかなかなくてね。たまたま自宅で一人の時間があったので試してみた。

テーマを考えて始めようと思ったら、テーマが思い浮かばずになかなか始められないという事態に陥ったので、決めずに録音開始。話しはじめて20分弱くらい話して終わった(力尽きた)。慣れないせいか無言の時間が多くて、意外と難しいもんだと思った次第。頻繁に練習できるもんでもないので、まぁ、また機会があったら試してみるか。

そんなこんなで、何でもテキストにしてみればChatGPTなどのチャットボットで遊べるので楽しいですね、という話。ChatGPTで遊ぶのに飽きても、テキストになった自分の考えや情報は自分にとって何らかの価値がある。このブログもそう思って書いている。