kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

2006年のあれこれ

2006年もあとわずか。今年あったあれこれをあげてみる。

結婚+赤子誕生

人生の大イベントである結婚と子供の誕生が両方とも今年だった。結婚のことも子供のことも、前はあまりマジメに考えたことがなかったけど、実際に経験してみるとたしかにこれはスゴイ大イベントだった。とても良いもんですよ、これは。

アメリカの影響力の低下

憲法9条を変えるとか変えないとかの話があるなかで、日米安全保障条約の存在は前提になっている感がある。でもイラクの泥沼化をはじめ各方面でアメリカがうまく立ち振舞えてなくて、影響力はどんどん弱まっている。多極化というやつだ。田中宇さんなんかは、アメリカが意図的に失策を繰り返して多極化をもくろんでいるという見方をしてる。

日米安保は、アメリカが超大国として世界の警察的な意味合いもありつつ日本を軍事的に守るという役割を担ってくれているもんだと思うのだけど、アメリカがどんどん「普通の国」に近付いていったら無くなっちゃうかもしれない。というかもう実体はないという指摘もある。

日米安保がないとしたら、憲法9条というのはどうなんでしょうね。

まぁでも、戦争だけは避けなくちゃいけない、という立場からすると、やはり軍事力はないのが良いのかもしれんと思う。どっかの国が「日本を支配するぞー」と言ってきたら外交努力はもちろんするとして、それがだめなら「あぁ、困ったけど、仕方ないなぁ」とあきらめないと、やっぱ戦争になっちゃうわけだよね。その時に戦争して防ぐってのは、やっぱ、いろんな人が命を落としたり不幸になってしまうわけだもんね。それやめようよ、ってのが先の大戦の教訓ではないのかな。

軍事力がない国ってのは、やっぱ攻められちゃうもんなのかね?それとも、軍事力がないといろんな外交交渉も弱腰になっちゃうから軍事力を持とうって話なのかな。そういう理由で軍事力を持つのは正しいのかな。国と国との関係ってのは難しくてよくわからん。

Intel Mac

今年のAppleの幕開けはIntel Core Duo搭載のiMacMacBook Proの発表だった。2005年の夏にPowerPCからIntelへの移行を発表して、あっと言う間だったもんな。予想どおりというか何というか、とてもスムーズに進んだように思う。僕もIntel Macユーザーになったし。

IntelになったおかげでBoot CampとかParallels DesktopとかでMacWindowsを使うというのが現実的になって、いろんな人がMacという選択肢に目を向けるようになったのも良いことだよね。

ビデオカメラを買った

長女が産まれたということでビデオカメラを購入。

Macはだいぶ前からiMovieとかiDVDとかついてて個人でビデオ編集することを推進していたけど、僕はぜんぜん無縁だった。でも子供という「撮って見せたい存在」ができたことでビデオをあれこれするようになったわけ。ビデオに関してはまだ試行錯誤だけど、これは必要なディスク容量とか処理速度とかも桁違いだし、みんなに見てもらえる楽しさもあるしで、Macとの関係が変わった感がある。

小泉総理から安倍総理

長いこと総理大臣だった小泉さんにかわり、安倍さんが就任。小泉さんというのはいろいろな意味で重要な存在だったよなぁ。安倍さんは就任早々あれやこれやトラブル続きでたいへんそうだ。安倍さんになったのは小泉さんからの支持が大きかったのだろうと思うけど、同じようにやるには育ちが違いすぎるということか。

通勤でポッドキャストや読書

独身のころは歩いて20分くらいだった通勤が、電車を乗り継いでの1時間コースになった。片道1時間のうち半分くらいは電車の乗っていて、もう半分くらいは歩いている。

電車に乗っている時間が増えたおかげで、読書がはかどるようになった。だからまぁ、今年はけっこう読んだ気がするな。僕にしては。

歩いている時はポッドキャストを聞いてることが多かった。歩いてるときでも情報が入ってくるというのはやっぱり楽しい。ラジオは司会とアシスタントとゲストがじっくり話すというスタイルのものが多い感じがする。テレビみたいに大勢でてきてガヤガヤやってるわけじゃないからちゃんと話が聞けるし、見た目でごまかせないから中身もしっかりしている。ラジオが進化したのがテレビのように思ってたけど、ぜんぜん違うメディアなんだよね。忙しい現代人にとって、移動中にも聞けるラジオ、しかも自分の好きな時間に聞けるポッドキャストはけっこう重要なメディアとなるんじゃないかなという気がしている。

Google Earth

Google Earthほどのソフトはあまりない。なんたって、うちのばあちゃんも目を見張るほどだもんね。コンピュータとインターネットのポジティブな力を実感した。Googleが単なる検索会社じゃないことを印象づけた感もある。検索はYahoo!だけどGoogle Earthは大好きってのもありそうだし。

これほどのソフトウェアが、3Dとか高速ネットワークとかも含めて快適に、かつ無料で使えるというのはスゴイ時代になったもんだよね。

土曜が埋まる

いつの間にか休みの土曜日が貴重な存在に。東京にもよく行ったなぁ。プライベートも含めると15回くらいは行ってると思う。

前は東京に行くと東京でしか会えないお友達と遊んでいたけど、もう行きまくっているのでそうもいかない。「まだ来たの?」みたいになってしまうしね。「そろそろ東京に住んでること白状した方がいいよ」とか言われたことはあった。

土曜日はもうちょっと時間があってほしいな。Cocoa勉強会にも行きたいし。

テレビへぼい

ついついテレビを見てしまいがちなのだけど、テレビのヘボさも強く実感した年だった。ケーブルテレビでドキュメンタリーとかいろいろ見れるようになったら、民放でやってる内容がさらにダメに見えてきた。

いや、テレビはテレビの論理でやってるわけでそれはそれでいいんだけど、社会の公器だとか知る権利を守る使命だとか、あんまり大袈裟なこと言わない方がいい。言うならやり方を変えよう。

情報漏えい対策強化

Winnyとそれに感染するウィルスで、あちこちから漏れてはいけない情報が漏れてしまった。個人情報保護法とかとも絡んで、いろんな企業での情報管理が厳しくなった。情報管理は必要なんだけど、厳しくやるだけでは解決しないと思うんだよな。なんか、管理社会、監視社会に近付いてる気がする。被害にあってしまうと、会社に「ちゃんと管理してなかったのか!!」という文句が多く出るから仕方ないのかね。

難しいところのひとつは、常識ができてないところだと思うんだよね。たとえば、家に泥棒が入ってモノを盗られたら、そりゃ泥棒が悪い。でも、もしドアに鍵をかけてなかったら、「そりゃ不用心だよ」と言われるわけだ。情報の場合は、どこまでやってれば「そりゃ泥棒が悪い」と言ってもらえるのかな、っていうのがよくわからん。僕がどう思うかじゃなくて、みんながどう思ってるかってとこだからね。

YouTube

YouTubeが大流行。ついにこういう時代になったなぁという感がある。

テレビ番組なんかもたくさん載っていて、著作権的にはよろしくないのだろうな。でも、観たいテレビというか、映像をああやって好きなときに見れたら便利だよね。ドリフ大爆笑でもいいし、アポロの月面着陸とかでもいいし。著作権があれこれ問題になってるけど、著作権がその理念である「創作活動を促進する」というために使われているのかどうかは疑問。

地上デジタル放送は正確な時報ができなくなるらしいけど、もう、時間ぴったりの放送という考え方をやめて、YouTubeみたいに観たい時に観れるようにしてくれた方が便利そうだ。そうしてくれ。

初の海外旅行

新婚旅行でイタリアに行ったのが、僕にとっての初めての海外旅行だった。パスポートとか出入国審査とか長時間の飛行機とかどれも初めてづくし。同行の案内役さんとかもいなくて基本的にふじまるさんと2人だけで行動だったんで、言葉がうまく通じない中でいろいろとたいへんだったけど、日本とは違う風土にじかに触れられてすごく楽しかった。その時のこともあれこれ書いたりしたいと思いつつもうすぐ1年か...

それでは

今年もほんとにたくさんの方々にお世話になりました。みなさんにとって2007年が良い年であってほしいです。ではでは。