kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

「買いおやつ」

娘が通っている学童保育での活動のひとつに「買いおやつ」というのがあるそうだ。近所のスーパーにみんなでおやつを買いに行くだけなのだけど、その「買いおやつ」という名前が気になって仕方がない(いい意味で)。

「買いおやつ」

気に入りすぎて「飲みビール」とか「食べごはん」「乗り電車」のような「買いおやつ語」をしゃべってしまうほど。

昨日、娘がブルボンの「ルマンド」や「ルーベラ」を食べたことがあるってことを知って、「どこで食べたん?学童?」と聞いたら、「買いおやつで食べた」とごくごく自然に「買いおやつ」と言っていてシビれた。

Emacs をいろんな X ツールキットでビルドしてみた

ずいぶん長いこと OS X だけで暮らしてきたけど、ここにきて Linux ベースの生活環境を整備している。学生時代に Solaris で AfterStep 動かして、ほぼ EmacsktermNetscape だけで暮らしていたのが懐かしくなってきたのもありつつ。

となると何はともあれ Emacs である。ディストリビューションに付いてるパッケージだといろいろいじりにくいので、Emacs は自分でビルドしたものを /usr/local に入れて使いたい。

ビルドしてみると、最近は GTK3 が使われるので、メニューバーやスクロールバーもなかなかモダンだ。「せっかくなので昔と同じツールキットで使いたいな」とか思ってしまい、configure オプションの --with-x-toolkit の設定をあれこれ変更してビルドしてみた。

環境は Ubuntu 14.04LTS + GNU Emacs 24.4。

GTK3

オプションを渡さなければ、GTK3 が使われる。--with-x-toolkit=gtk3 相当ですな。Ubuntu のデスクトップ環境で指定しているテーマが適用される。

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GTK2

--with-x-toolkit=gtk2 で GTK2 でビルドするとこんな感じ。3 とあんまり変わらない。GTK1 は Ubuntu に dev パッケージが既になさそうなので割愛。

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Motif

--with-x-toolkit-motif だと、「あー、見たことあるなー」という古風な外観。

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Lucid / Athena

--with-x-toolkit=lucid と--with-x-toolkit=athena は、手元の環境では同じ結果になった模様。Motif と微妙に違いますな。

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No

--with-x-toolkit=no だとツールキットを使わない(はず)のでこうなる。

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GNUstep

--with-x-toolkit じゃないけど --with-ns でビルドすると GNUstep が使われてこうなる。メニューやスクロールバーが NeXT っぽいところに注目。--with-ns は Cocoa ビルドと同じ。

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XFT なし

--without-xft にすると TrueType サポートが切られるのでビットマップフォントが表示されてレトロな感じ。--with-x-toolkit=athena にして、ツールバーを非表示にすると、学生時代に使ってた雰囲気に近い。当時はこういう3Dっぽいメニューじゃなくてフラットな感じだったけどね。フラットデザイン!!

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けっきょく、学生時代に使ってたのと同じ外観の設定は見つからなかった。--with-x-toolkit=athena --without-xaw3d あたりでいけそうなんだけどね。

当面は --with-x-toolkit=athena --without-xft くらいの設定で暮らしてみようかな。

Wii U の「The Wonderful 101」をクリアした

Wii U の「The Wonderful 101」をクリアした。

もともとはマリオカート8関連のキャンペーンで無料で1ヶ月お試しプレイできるということでダウンロードした。他のゲームも選べたけど、前に評判が高いのを読んでいてちょっと興味がありつつも、いきなり自分でお金払って買うほどではないという「無料お試し」にピッタリな興味レベルだったのでコレにした。

結果、めっちゃ楽しかったわけです。ナメてました。ゲーム自体の面白さもさることながら、なんつーか、作り込み具合とか、盛り沢山なサービス精神とかに感心してしまった。無料期間の1ヶ月ではクリアできず、迷わずキャンペーン価格の40%オフで購入。ようやくエンディングまで辿り着いた。

ゲームの内容は、地球を侵略にきた軍団「ゲスジャーク星団連合無敵艦隊」に対抗する「地球連合秘密防衛機構センチネルズ」に属する100人のヒーロー軍団「ワンダフル・ワンダブルオー」を操作して、いろんな敵をどんどん倒していくというもの。

敵はそれなりの大きさでロボットっぽいヤツがいろいろ登場するんだけど、それに対する主人公たちの小さいこと小さいこと。ひとりじゃぜんぜん相手にならなそう。そこで、100人とかでゾロゾロと動き回りつつ、複数人で合体する特技「ユナイト・モーフ」で、巨大な拳や剣や銃に姿を変えて、敵を殴りまくったりぶった切りまくったり撃ちまくったりする。

敵はすげー固いので、本当に殴りまくったりぶった斬りまくったりしないと倒せないんだけど、大きな相手をやっつけるのはかなりの爽快感がある。敵にダメージを与えていくと、だんだん崩れていって、動きもヤケっぱちになってきたりと、そのあまりの固さに心が折られず戦えるようになっている。敵ごとに倒し方のコツがあって、それを見つけるのも楽しい。

ストーリーもキャラクターも魅力的。ヒーローもののカッコよさとダサさとギャクをうまい具合にブレンドしている。さっきの「星団連合無敵艦隊」とか「地球連合秘密防衛機構」とかみたいに、いろいろとやたら大袈裟な名前なんだけど、ぜんぶ狙ってのこと。さらに演出もド派手で「そこまでやるかー」ってシーンが何回も出てくる。まー、そのへんは実際にプレイしてみてのお楽しみということで。

それにしてもムズい。難易度「ノーマル」でゲームオーバーになりまくった。とにかく敵が固いし攻撃は速いので、うまくヒット&アウェイで戦わないとすぐやられる。わかってはいても、連続で攻撃がキマっているときなんかはついつい調子に乗って深追いして、ドガーンと反撃されるとか、そんなんばっか。ゲームオーバーになってもその場でコンティニューが効くので、いつかは勝てる。

まー、とにかく激ムズだけど超楽しいというゲームでした。達人がどんなプレイをするのか見てみたい。

でも Wii U 自体もあんまり売れてないっていうし、このゲームも実際プレイした人は限られてると思うともったいない。とりあえずマリオカート8のキャンペーン権利がある人はおすすめっすよ。

関連情報を挙げておく。


The Wonderful 101 紹介映像 - YouTube

 


The Wonderful 101 Direct 2013.8.9 プレゼンテーション映 ...

 

The Wonderful 101

The Wonderful 101

 

 

 

Wii U プレミアムセット kuro (WUP-S-KAFC)

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イエローとピンク

「ジャーゲのジョージ」とか「よむノーグルト」のような言葉遊びがかなり好きだ。その影響もあってか、娘もかなりそーいうのが好きに育っている。このあいだも友だちが言った「おもろしかった!」や、国語の宿題を見ながら思いついた「ふわげがわたわた飛ぶ」などでウケていた。

ところで、戦隊ヒーローに「侍戦隊シンケンジャー」というのがあった。

娘が2歳か3歳くらいの頃に放映されていて、保育園で見たのか聞いたのかでよくその名前を口にしていた。

色で言うと黄色とピンク、つまりシンケンイエローとシンケンピンクが女性キャラで、娘はまずシンケンイエローが気に入ったようだった。一時期「大きくなったらシンケンイエローになりたい」ということまで言っていた。ところがだんだん「シンケンイエロー」が、娘の中でシンケンジャーそのものを意味するようになってきて、他の色のキャラについて「ピンクシンケンイエロー」などと呼ぶようになった。

この勘違いを訂正してやるべきかどうか、ちょっと迷ったけど、あえて放っておくことにした。いつか自分で気付くだろう。大好きなキャラについて親に何か言われると嬉しくないだろうし、と。

結果、数年は「ピンクシンケンイエロー」のままだったけど、ある時に自分で「ピンクシンケンイエローっておかしいやんな。イエローは黄色のことやから、シンケンピンクやんな」と訂正していたので「ついに悟ったか」と感心していた。1年か2年くらい前だったかな。

先日の朝「前はピンクシンケンイエローって言ってたな」って話したら、娘も思い出して「そうそう」という会話が進む中で、娘が衝撃の言葉を口走った。

「シンクピンケンイエロー」

やられた。僕は大爆笑してしまった。ピンクシンケンイエローとよむノーグルト的言葉遊びの奇跡の融合。本気で間違えたのかネタとして言ったのかはっきりわからないけど、親にウケて娘も気に入ったらしく、大満足の様子だった。

この数年越しの、我が家の歴史の中でしか面白さがよくわからんエピソード。ブログにでも書いておかないと飲み会とかで話し始めて場を微妙な空気にしかねないので書いておく。

 

金の言いまつがい (新潮文庫)

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銀の言いまつがい (新潮文庫)

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よむノーグルト

のむヨーグルトなどについて書いているブログ「よむノーグルト」について、このところチラホラ反響(?)を聞くようになった。

久々に過去記事を読み返してみたら、それなりの記事数になっていて「あぁ、これ飲んだなー」と懐しく思えるくらいにはなってきた。はじめたのは昨年の 2 月だったようだ。

"よむノーグルト" で検索すると、けっこうな数のライバルがいて "のむヨーグルト" はおろか "よむノーグルト" 界での存在感もまだまだといったところ。これはもう、SEO に取り組むしかないね。

そのうち、ヨーグルト屋さん方面から何かが送られてきたりするのが楽しみだなー。

30年前の話

僕にはだいたいの人が持っている胆嚢(たんのう)がない。今日はその話を書く。

この1月に30周年を迎えた Mac 誕生は僕の人生に大きく影響したわけだけど、同じ30年前にあたる1984年の1月から3月にかけて、僕にとってはもうひとつ大きな出来事があった。

当時の僕は8歳。それまでの数年間、小児ぜんぞくはあるし、ときどき激しい腹痛に襲われるしと、入退院を繰り返すなかなか病弱な子どもだった。

あの腹痛のおかげで何度か楽しいイベントが潰れてしまったのをよく覚えている。保育園の行事で当時開業前だった上越新幹線の試運転に乗せてもらえる日、めちゃくちゃ楽しみにしてたのに、新幹線に乗る駅に向かっている途中の電車で腹痛発生。耐えられない激痛になって途中の駅で下車、タクシーでかかりつけの病院に運び込まれて、けっきょく新幹線には乗れずじまいだったのは悲しかった。

この腹痛については、近所のまぁまぁ大きな病院ではすい臓が悪いとか肝臓が悪いとか言われていて、何年もいろんなクスリを飲んだり入院したりしていた。

消化器系が悪いということなので、食べてはいけないものが多かった。とにかく油っこいものがだめで、肉系とか、焼きそばとか、おいしそうなものをいろいろ食べちゃダメだった。「ジュースは薄めて飲んでください」ということも言われていた。いま考えるとなんでかわからんけど。

入院がちだしぜんそく持ちだし、活発とは言えない子どもで、まぁ、ドンくさい感じだったと思う。

1984年1月のある休日の朝、家にお客さんが来て、みんなに出された紅茶を飲んだ直後に激痛が襲ってきて、畳の上をのたうち回るハメに。そのまま病院にかつぎこまれて、手に負えないということで日赤病院に移された。やはりデカい病院は違う。検査してみたら、胆嚢がヤバい、すぐ手術が必要、ということになって、翌日には緊急手術をすることになった。

すい臓でも肝臓でもなかったとは!

僕は胆嚢とつながっている胆管が生まれつき太くて、そこに胆汁が滞留するのか、石ができてしまっていたそうだ。その石が何かのきっかけに動くと激痛が走るというのが腹痛の原因。そのきっかけのひとつが感情の高ぶり。だからイベント前に痛くなっていたのだ。さらに、石のせいで胆汁の流れが悪くなって、胆嚢が破裂しそうになっていたらしい。後で聞いた病名は「総胆管拡張症」。いまでも健康診断では毎回申告している。

運びこまれた翌日の緊急手術は、時間の都合で「科学戦隊ダイナマン」を見られないのが気がかかりで、ビデオの録画を念入りにお願いしていたのを覚えている。

手術は無事に終了。腹からは胆汁がたまらないよう体外に逃す管が出ていたし、鼻にも管がささってた。

ダイナマンも無事に録画できたということでさっそく見たいと思った。とりあえずテレビをつけてもらったんだけど、どうしても画面の同期が狂っているようにしか見えなくてあきらめた。あれは麻酔からさめたばかりの僕のアタマがまだおかしかったのか、そもそもテレビがちゃんとうつっていなかったのか、どっちだったんだろう。

この手術はあくまで破裂しそうな胆嚢を救うためのもので、抜本的な治療のためにもう1度手術が必要だった。

しばらくして大部屋に移されて、さらにしばらく経ったころに2回目の手術。この手術で、胆嚢と総胆管をごっそりと摘出してしまうことになる。

今回はダイナマンの心配はなかったものの、けっこう大きな手術になるということで、両親は医師からいろいろ覚悟しておくようにと伝えられていたらしい。

手術は午後2時ごろからはじまって、終わったのは午後8時ごろ。6時間くらいかったそうだ。

目をさましたのは翌日だった。人工呼吸機がつけられていて、ちょっと外してみたら息が苦しくてすぐにつけ直したのを覚えている。すぐにまた眠ってしまって、けっきょくちゃんと覚醒したのは手術から2日後だった。よく寝たもんだ。うらやましい。

胆嚢と胆管を取っ払ってしまったので、腸を肝臓に直結。そのためにいろいろと腹の中のものを出し入れしたようで、腸とかが腹の中で「あるべき場所」におさまるようグニュグニュと動いているのがわかる。きもちわるい。

手術後しばらくは個室にいて、そのあとは6人部屋に移った。

病院にはいろんな患者さんや看護師さんがいて、まだ8歳の僕はけっこうかわいがってもらった。盲腸をこじらせて入院していて付き添いのお母さんとよくモメているおにーさんとか、毛糸を通した点滴の管で犬を作ってるれるおじさんとか、鳩サブレをくれたおばあさんとか、みんな僕にはやさしくしてくれた。

ただ何がつらいって、絶食がつらかった。手術後、10日くらいは何も口に入れられない。

栄養補給は点滴から。フツーに腕からする点滴だとほとんど動けないので、右肩の鎖骨のあたりから管を入れてそこから点滴していた。この管を入れるときは鎖骨のあたりから喉のあたりまでぐいぐい何かが入ってくるのがわかって怖かった。管は一度入れてしまえば何日もそのままでOK。寝返りも打てるし、点滴したままあちこち歩き回れる。点滴の袋がぶら下がったポールをガーッっと押しながらね。

点滴で栄養は補給していても、食べものを口に入れられないのでとにかく何か食べたい欲求が止まらない。空腹で機嫌が悪くて両親や周囲にあたったりしたなぁ。やめときゃいいのに「たのしいクッキング」という料理図鑑みたいな本を見まくって、「退院したらアレ食べる、コレ食べる」と夢を膨らませていた。

絶食は実際には10日かそこらだったらしいけど、8歳の僕には永遠のように感じられた。ほとんど絶望しかけたもんね。

ようやく絶食が終わるとき、まずは1日、水分だけOKになるんだけど、その日は狂ったように飴玉やガムを食べていた。絶食が終われば点滴も外れて、徐々に元気になっていった。

入院してるあいだ、たくさんの人がお見舞いにきてくれた。小学校の同級生たちが千羽鶴を作ってくれて、先生が持ってきてくれたりもした。親戚が御見舞いにきてくれたのに僕と同姓同名の別の男の子のところに行ってしまって、ちょうど本人がいなかったこともあって付き添いの方にお茶までもらって飲んでたところに本人が戻ってきてドッキリ、みたいな事件もあったな。

そんなこんなで、退院したのが3月の末だった。病院のみなさんからはお祝いの色紙をもらって、実家にはいまでも取ってあるはず。お腹には大きな手術跡が残ったけど、医師からは「何を食べてもOKだし、運動もどんどんやっていいよ」と言われた。

それから、それまでガマンしていた分を取り戻すように、何でもガンガン食うようになっていったのだった。もうじゅうぶん取り戻したのにいまだにガンガン食い続けている。当時はまさかこんなにビールキャラになると思いもしなかったな。胆嚢なくてもビールは飲める。

他にも、小学校でバスケットボールを始めたりして体も丈夫になったし、信じられないことにマラソン大会や短距離走でも上位に入るようになった。ぜんそくもほとんど起こらなくなっていって、いつの間にか治ってしまった。

そーいうわけで、Mac が誕生したちょうどその頃、病弱で入院がちだった僕が何でも食べて何でも飲むヤツになって、人生の向きが大きく変わったのだった。

「胆嚢がなくて困らないのか」と聞かれたりもするけど、それはよくわからない。胆嚢あったらもっとたくさんビール飲めてたかもしれないもんね。

 

AirPlay 便利すぎ

ウチには MaciPhoneiPadApple TV もあって、まさに Apple デバイスに囲まれて暮らしている。そんな環境で、本当に助かっている機能が「AirPlay」だ。AirPlay のおかげで、音楽やビデオ、写真などをその都度、最適な方法で楽しめる。

AirPlay でできること

AirPlay を使うと、あるデバイスにある音楽やビデオなどを、ネットワークにつながった他のデバイスで鳴らしたり表示したりできる。具体的には次のようなことができる。

  • MaciPhone に入っている音楽をオーディオスピーカーから流す
  • Mac の画面をテレビに表示してプレゼンする
  • iPhone で撮影した写真やビデオをテレビに表示する
  • iPadYouTube アプリで選んだビデオをテレビで見る

"Air" の名が示すとおり、これらがすべてワイヤレスでできてしまう。スゴくね?

必要なモノ

MaciPhone など、コンテンツの入ったデバイスがあるのであれば、あとは Wi-Fi とテレビやスピーカーと接続するためのモノを揃えればよい。

テレビと接続するには Apple TV を使う。これで、Mac / iPhone / iPad の映像、音声などをテレビに表示できる。Apple TV には他にもいろいろ機能があるけどここでは省略。

オーディオスピーカーとの接続には、AirPlay に対応したスピーカーを直接使う手もあるし、AirMac Express など AirPlay に対応した Wi-Fi ルーターを経由してスピーカーに接続する手がある。

既存のスピーカーを使うなら、AirMac Express を使うのが簡単かと。

操作

具体的な操作方法は割愛するけど、Mac の「システム環境設定」や iOS の「コントロールセンター」では、画面や音声の出力先を指定できる。いったんデバイスを認証しておけば、同じネットワークに接続されているときは勝手に選択肢として表示されるので、とても簡単に切替えられる。

iTunes は独自に AirPlay の接続先を選択できるので、iTunes の音楽を鳴らす場合はシステム設定をいじらなくてもいい。

Remote アプリ

iPhone から AirPlay でスピーカーに音楽を流すのもいいんだけど、ずっと無線で音楽データを流し続けるのはバッテリがもったいないという場合もある。だからと言って iPhone の母艦となっている iTunes からかけようとすると、そーゆー時に限って Mac は手元にないわけ。

そこで登場するのが Apple 純正のリモコンアプリ Remote。

Remote を使えば、iPhone からワイヤレスで MaciTunes を操作できるし、出力先のスピーカーも選択できる。つまり、手元にない Mac に入ってる曲を iPhone から操作してオーディオスピーカーから流せるわけ。

Remote は Apple TV のリモコンにもなる。iPhoneApple TV 付属のリモコンより手元にある率が高いし、文字入力も iOS のキーボードが使えて便利(というか付属のリモコンで文字入力するのツラすぎ)なので Apple TV ユーザーには欠かせない。

わが家の運用

AirPlay の音楽再生を無線LANに頼っていると、他のデータ通信で無線LANが重たくなったときに音楽が途切れたりする。それはかなり残念。

ウチの場合は音楽データを持たせた古い MacBook をリビングの隣の部屋に置いて、AirMac Express までは有線LANでつないでいる。iPhone の Remote からは無線で操作しつつ、実際の音楽再生は有線で、とすれば音が途切れることはまずない。

まぁ、AirPlay 暮らしをはじめる段階ではあまり気にしなくてもいいけど、音が途切れて困るようだったら有線との組み合わせを検討してみるのもいいかな、と。

歴史

AirPlay は、もともとは AirTunes という名前で初代 AirMac Express に搭載された技術だった。ウィキペディアによると登場は 2004 年とのこと。もう10年になるのか。当時は MaciTunes からしか音を飛ばせなくて「Mac の音をぜんぶ飛ばせたらいいのに」とか「いま手元にある iPod の音をスピーカーから鳴らせたらいいのに」とか、いろいろ思っていた。

いまや、そのあたりのもろもろは iOSOS X の AirPlay 対応が進んですっかり現実のものになった。さすがに、ビデオにまで対応しちゃうとは思わなかったよね。進歩したなぁ。

おわりに

AirPlay は iCloud と同様、複数の Apple デバイスを通じたシームレスな体験の大事な要素となっていて、個人的には「ホントにありがたい」と言える技術のひとつ。今日も夕食のときに iPhone を操作して MaciTunes に入ってる曲を流して BGM にしたし、毎日と言っていいほどお世話になっている。

ほんと、AirPlay 便利すぎ。

 

Apple AirMac Express ベースステーション MC414J/A

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Apple ハイビジョン対応 Apple TV MD199J/A

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Remote

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