「ジャーゲのジョージ」とか「よむノーグルト」のような言葉遊びがかなり好きだ。その影響もあってか、娘もかなりそーいうのが好きに育っている。このあいだも友だちが言った「おもろしかった!」や、国語の宿題を見ながら思いついた「ふわげがわたわた飛ぶ」などでウケていた。
ところで、戦隊ヒーローに「侍戦隊シンケンジャー」というのがあった。
娘が2歳か3歳くらいの頃に放映されていて、保育園で見たのか聞いたのかでよくその名前を口にしていた。
色で言うと黄色とピンク、つまりシンケンイエローとシンケンピンクが女性キャラで、娘はまずシンケンイエローが気に入ったようだった。一時期「大きくなったらシンケンイエローになりたい」ということまで言っていた。ところがだんだん「シンケンイエロー」が、娘の中でシンケンジャーそのものを意味するようになってきて、他の色のキャラについて「ピンクシンケンイエロー」などと呼ぶようになった。
この勘違いを訂正してやるべきかどうか、ちょっと迷ったけど、あえて放っておくことにした。いつか自分で気付くだろう。大好きなキャラについて親に何か言われると嬉しくないだろうし、と。
結果、数年は「ピンクシンケンイエロー」のままだったけど、ある時に自分で「ピンクシンケンイエローっておかしいやんな。イエローは黄色のことやから、シンケンピンクやんな」と訂正していたので「ついに悟ったか」と感心していた。1年か2年くらい前だったかな。
先日の朝「前はピンクシンケンイエローって言ってたな」って話したら、娘も思い出して「そうそう」という会話が進む中で、娘が衝撃の言葉を口走った。
「シンクピンケンイエロー」
やられた。僕は大爆笑してしまった。ピンクシンケンイエローとよむノーグルト的言葉遊びの奇跡の融合。本気で間違えたのかネタとして言ったのかはっきりわからないけど、親にウケて娘も気に入ったらしく、大満足の様子だった。
この数年越しの、我が家の歴史の中でしか面白さがよくわからんエピソード。ブログにでも書いておかないと飲み会とかで話し始めて場を微妙な空気にしかねないので書いておく。