kanizaのブログ

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日本共産党

日本共産党 (新潮新書)

日本共産党 (新潮新書)

世界中で社会主義共産主義が行き詰まっている中で、日本共産党の人たちがどのように考えて何を主張しようとしているのか興味があったので読んでみた。なんか、選挙では護憲とか増税反対とか言ってるけど、肝心の共産主義についてはどうなのよ、とか思うしね。

著者は筆坂秀世さん。元共産党幹部で、不祥事をきっかけに昨年離党している。離党していたとは知らなかった。筆坂さんと言えば、はじめてテレビで見たときに、声や話し方が共産党トップの不破哲三さんにそっくりで、「この人はよほど不破さんのことが好きなのだろう」と好き勝手な感想を持ったのを覚えている。

筆坂さんは元党幹部として、自分の責任と共産党本来の価値を認めつつも、かなり手厳しく党内の矛盾を指摘している。僕などは、よくはわからないながらも、中の人たちは一致団結して理想に向かって突き進んでいるのだろうと希望的観測を持っていたのだけど、やはり内部ではいろいろ大変のようだ。もちろん、内容を鵜飲みにはできないけどね。

あがっている問題は日本共産党特有ばかりとは言えず、多かれ少なかれ、多くの組織が抱えている気がする。でも、組織内部にいるとなかなか見えにくいし、指摘するのも難しかったりするんだよね。外からはいろいろ見えるし言えるのに、中にいると見事な言い訳を作って正当化してしまう。組織への支持を失うのを恐れて正当化するんだけど、無理な正当化がさらなる支持喪失につながる。むずかしいですな。

それぞれ、理想を目指すのは素晴らしい。ただし、本気で実現しようとするなら、自分にとって嬉しいことも嬉しくないことも含めて現状をしっかり見つめないといかんよね。主に自戒。