- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/10/05
- メディア: DVD
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TSUTAYA DISCASで自宅に届いたのだけど、なぜ予約リストに入れたのか覚えていないという映画。届いてから「この映画なんだろ」と調べてしまった。アカデミー賞もとった有名なスペインの映画だそうだ。
海の事故のため半生を四肢マヒ状態で過ごしてきたラモン・サンペドロが、自ら死を望む。でも四肢マヒでは自殺できないので、合法的に尊厳死させてもらうために奮闘するという、実話に基いたストーリー。ラモンの「死にたい」という意思のブレなさ加減がすごい。少しも迷いがない。死にこそ希望を持ち、そのためなら何でもする、くらいの勢いだ。そのせいか、死を扱った映画だけどあまり暗い印象がない。尊厳死について改めて考えさせてくれる。スペインの田舎っぽい風景もキレイ。
最後のシーンは、どこかで見たことがある気がした。もしかしたら、実際に起こったとき(1998年)のニュースか何か見たのかもしれない。わりと最近の出来事なんだよね。
主演のハビエル・バルデムは、四肢マヒ状態の50代のラモンと、四肢マヒになる前の25歳のラモンを両方演じている。見ているときは「似てるなー」くらいしか思わなかったけど、同じ人だったとは。すげー男前じゃん。
ほぼ偶然出会ったにもかかわらず、とても良い映画でラッキー。こういうのは嬉しい。