kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

The Drift

Drift

Drift

このあいだ、デヴィッド・ボウイスコット・ウォーカーについて語っているビデオを見直したりなんかしたので、久々にスコット・ウォーカーの古いアルバムでも買おうかなぁと思ってレコード屋さんをウロウロしたら、なんと新作が出ていた。11年ぶりとのこと。その名も「The Drift」。

伸びやかで品のあるボーカルは健在。でも曲がすさまじいことになってますな。何かを叩いた音とか、何かをこすった音とか、あんまり楽器っぽくない音があんまりメロディアスじゃない感じで響きわたっている。前作「Tilt」はもっとスゴかったらしい(持ってない。当時、スコットファンの方に買うのを止められた記憶が)。

なんだかボロボロに書いてる気がするな。まぁ、たしかにあんまり馴染みのない雰囲気だけど、ゆったりと音に身を任せてぼーっとしたい時なんかには良さそう。最近、そういう風に聞ける音楽がお気に入りだったりもしている。

デヴィッド・ボウイが、スコット・ウォーカーからいかに影響を受けているかはそのボーカルを聴けばよくわかる。さらに、「The Drift」のライナーノーツによると、いま作られているというスコット・ウォーカーの伝記的ドキュメンタリー映画「Scott Walker: 30 Century Man」の製作総指揮がボウイなのだそうだ。制作総指揮ってことは、たぶん何もしないのだろうと思うけど、とにかく公開が楽しみではある。他にもロック界のエラい人がたくさん出るそうだ。