kanizaのブログ

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読書メモ「思いがけず利他」

「情けは人のためならず(巡り巡って自分のためになる)」という言葉があるが、自分のためになるから情けをかける(利他行為に及ぶ)のかというと、そういうわけでもない。

この本は、「利他」は狙って起こせるものではなく、もっと思いがけない形で、時を経て偶発的に起きるところに利他の本質があるとしている。

それぞれ、誰かや社会のために役立つことをしたいと思っているはずではあるけど、自己満足の押しつけはよくあるし、自分でもやってしまいかねないので、本当は何のためなのか、よく考えたい。

とてもいい本でした。