kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

ちゃんと聞かないとうまく話せないし、ちゃんと見ないとうまく描けない

先日、丹波哲郎さんが亡くなって、いろいろなところで話題になった。

かつてGHQの通訳をしていたとか、「007」に出演したとか、国際派という紹介がされていたけど、聞くところによると丹波さんは英語がぜんぜんわからないのだそうだ。でも、耳がすごくいいから、まるでネイティブの人のように発音することができたのだそうだ。ということは、外国語の発音がうまい人ってのは耳がいい、と言えるのかもしれない。これは「小さい音が聞こえる」とか言う「耳がいい」ではなくて、音を正確に認識する能力が高いってことだんだろうな(いくら発音できても通訳はムリだと思うけど)。

似たような話として、絵がうまい人ってのは、物をちゃんと見ているってのがある。自分が何をどう見ているのかがわからないと、何をどう描けばそれらしく見えるのかわからんもんね。見えてるものより知識なんかを優先して描いちゃうと、あると思っているけど本当は見えていない線を描いちゃったりして、なんだかおかしなものになってしまう。たとえばシカの絵を描くときに、シカの頭にツノがあるがあるのはわかっていても、どこにどうついているのか(目や耳との位置関係や角度など)まではよくわかっていなかったりする。そうすると、とんでもないところにツノが生えたシカを描いちゃって「あれ?おかしいなぁ」となる。

出力のためには入力をちゃんとしないといけないわけですな。

僕は英語の発音もうまくないし、絵もあんまり描けないから、聞くのも見るのもダメってことかなぁ。聴力にも視力にも問題ないのに。もっと活用しなくちゃいけないかな。