kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

山本圭一さん問題

お笑い芸人の山本圭一さん(極楽とんぼ)が不祥事を起こして、あれやこれやと騒ぎになっている。

僕は不祥事の詳細はわからないんだけど、周囲の反応については橋下弁護士が言っていた「社会的リンチ」に近い気がしてならない。もちろん、悪いことをしたのはいけないけど、犯した罪と与えられる罰のバランスは必要だと思う。もちろん、被害者はものすごい大きなダメージを受けてしまったかもしれないから、そこも考えないといけないけどね。ああいう風にあたかも「存在しなかった人」のように扱ってしまうというのが適切なのかどうかかなり疑問。いったい誰のためにそうしているのか? 他にテレビに出てる人って、潔癖な人ばっかりなのか?よくわからん。叩く側に立っている時だけ元気がいいってのはよろしくない。少なくとも、僕は山本さんからこれっぽっちも被害を受けていないし。

テレビでは「許されることではない」って言う表現がたくさん聞かれた。「許す」とか「許さない」ってどういうことかな。誰が決めるの?少なくともテレビに出てる人に決められたくないな。

そもそも、なんで吉本興業が謝っているのかがよくわからない。他の会社の例でもよくある。「なんで謝ってるんだろ?」っての。企業にそういう監督責任があるのかな。僕は会社に監督されたくないけど、みんなはされたいのかな?さらに記者会見で報道陣が「社長が対応するべきでは」と「厳しい声」をあげているというのもよくわからない(Yahoo!ニュースの記事)。

今回の騒ぎは、吉本興業が解雇という厳しい判断を下したのが引き金になっている。企業の社会的責任とかを問う風潮が高まっているのもひとつの原因なのだろう。企業に責任感を持ってもらうのはたいへん良いことだ。だからといって何でもかんでも企業の責任ばっかり問うていくと、こういう過剰な騒ぎにつながってしまう原因にもなる気がするんだよね。けっきょく、誰も幸せにならないんではないかなぁ。