このあいだ、ひょんなことから「右手と右足、左手と左足をいっしょに前に出す歩き方」が話題になった。子供なんかが緊張するとやってしまうあれね。あの歩き方について永六輔が言っているのを読んだことがあるなぁと思って調べてみたら、増田明美さんのところに書いてあった。さがすと他にもいろんなところで紹介されている。「ナンバ歩き」というそうで、明治以前の日本人はふつうに右手と右足、左手と左足を同時に前に出して歩いていたらしい。
にわかには信じがたい話だけど、さっそく実践。すると思ったよりもふつうにできる。これからはこうして歩こうかな。
むかし、ともだちに「おまえの歩き方はおかしい」というようなことを言われたことがあった。何がおかしいのかたずねると「手をふりすぎ」とのこと。こんな僕でもナンバ歩きをマスターできるだろうか。
こんど街に出たら、ひそかにナンバ歩きをしている人がいないか探してみたい。