午後、自転車のタイヤに空気が入っていなかったバグを修正。そのままダイエーに行ってU2の新譜を買おうと思ったのだけど、自転車置き場が満杯でとめられない。仕方がない。せっかく自転車の空気も復活したから、うろうろしようと走り出した。
前々から自転車で大阪の方まで行きたいと思っていた。でもそれはさすがに遠いだろうから、とりあえず、川が見えるところを目指し東へ進んだ。方角としては大阪方面にしたいから、新幹線を頼りにして進んだ。「ほんとにこっちで合ってるのかなぁ？」とちょっと不安を持ちつつ進んでいったら、めでたく川にぶつかった。神崎川だと思う。ひとまず目標達成。まだ元気だったから、橋を渡りさらに東に進んでみた。
いまや、どこをどう走っているのかよく分からない（もともと分かってなかったかも）。新幹線とかJRとかを頼りに、何となく大阪方面と思われる方向に進んでいった。ずんずん進んでいったら阪急の十三駅があった。いい感じに大阪だ。
さらに進んでいったら別の川にぶつかった。淀川だ。橋を渡ってさらに東の方へ進んだ。このあたりからけっこう疲れた感が出てきた。橋は坂があるから辛いのだ。疲れたので、通りにあったラーメン屋に入って「しあわせいっぱいラーメン」を食べた。しあわせ。
淀川を越えて、あてもなくさまよっていたら，本当にどっちがどっちだかわかんなくなってきた。日も暮れてきて方角がよく分からんし、新幹線とか頼りになるものも見えない。標識を見ると旭区というところらしいけど、どこなのかまったくわからん。そろそろ帰りたいのに、帰れるのかどうか心配になってきた。
そんなことを考えながらさらにうろうろしていたら、天神橋筋六丁目駅に着いた。なんと、よく行くあの天六ではないか。電車でならすぐに帰れるのだけど、ここから自転車で帰るのにはどうすればいいんだろう？途方に暮れたので、コンビニに行って地図を参照した。とりあえず淀川を渡った橋までの道を確認して出発。もう暗い。本当はもっと効率の良い帰り道があるのだろうけど，来た道を帰るのがいちばん無難そうだ。
地図の記憶を頼りに淀川の橋まで無事に戻った。ここからならなんとか帰れそうな気がする。阪急の線路まで行って、線路沿いに十三へ。よし、十三まで戻ってきた。そこからも来た時の記憶を頼りに，新幹線を目安にしながら戻ってきた。行く時にも通りかかった東西線の加島駅まで来た時は「もうすぐ帰れるな」と思ったけどそれは甘かった。段差のところなどで自転車をおりて引くと、いかに足がフラフラになっているかがわかる。
再び神崎川を渡り、さらに西の方にずんずんずんずん進んで、ようやく日頃から見覚えのある建物が出てきた。ふぅ、良かった。帰ってこれた。おつかれ。
そのまま家には直行せず、昼に自転車を置けなかったダイエーに行った。こんどは空いている。めでたくU2の新譜を買って帰ってきた。
まったく無計画ながらそれなりに楽しかったし、けっこう勉強になったような気もする。何より、大阪の地理に関する基本的な知識が著しく不足しているのを痛感した。電車でしか移動できん。もうちょっと勉強せねば。
とりえあずU2を聴こう。Vertigo。
