番号持ち運び制こと番号ポータビリティ制ことナンバーポータビリティ制の利用者が少ないということがニュースになっていた。
利用者の数はともかく、こういう制度があること自体が重要だ。市場で2番手とか3番手とかの会社を選ぼうかと思っている人にとっては「あとから電話会社を変更できる」という安心感が大事なんだよね。
この制度は、以前のパーソナルコンピュータの拡張性ってやつに似ている。買うときはあった方がいいと思うんだけど、実際は拡張なんてしないことが多い。でも、買う時には「将来も性能向上できる」ことが安心につながるし、必要になることがないわけじゃない。「以前の」と書いたのは、最近はだいぶ状況が変わってきているように思われるから。
Mac OS X LeopardのBoot Campも近い。実際、Mac OS XとWindowsをデュアルブートで使うことが、どのくらい有益なことかは微妙だと思う。特に個人ユーザーにとっては。でも、Windowsを使っている人がMacを買うときの安心材料になるんであれば価値はある。役に立つことがないわけじゃないだろうしね。