兵庫県立美術館(はてなマップ)でやっているギュスターヴ・モロー展に連れていってもらった。ギュスターヴ・モローは、神話とか聖書とかをあつかったぼんやりした絵が多いようだ(幻想的、というのかな)。そういうぼんやりした完成品の他に、鉛筆なんかで描いた習作もたくさん展示されていたのが面白かった。あと、画面に溝を入れて線とか模様が描かれているのも興味深かった。ぼんやりした絵に、シャープな溝。
中でも興味深かったのはサロメをあつかったシリーズ。そのうちのひとつ「出現」という絵はヨハネの首が宙に浮いているという強烈な絵(Googleイメージ検索)。溝も入っていてとても印象に残った。サロメについては名前くらいしか知らなかったんだけど、今回いろいろ絵を観ながら興味を持ったので、美術館の売店で売っていたオスカー・ワイルドの「サロメ (岩波文庫)」を購入。あとで読もう。