「極刑」と「死刑」という2つの言葉がそれぞれ同じような文脈で使われているけど、極刑と死刑が同じ意味なのか、日本での最も重い刑罰が死刑だから現状としては極刑がすなわち死刑なのかはよくわからない。
後者であるとすると「極刑を望む」のと「死刑を望む」のとは少し意味が違ってくる。最も重い刑罰が、もしかしたら死刑よりもずっと軽いものになる時代が来るかもしれない。それでもある罪に対して「最も重い刑罰」が科せられるかどうかは重要な意味があるはず。
日本国憲法は拷問や残虐刑を禁じている。「火あぶりの刑」とかは禁止なのだ。他人を殺したら死刑になるかもしれないけど、他人を火あぶりにしても火あぶりの刑にされることはない。拷問は禁止だけど死刑は必要というのはどういうことなのかなぁと考えている。「拷問も必要」という議論が起きても不思議ではない気がしている。僕が賛成するか反対するかは別として。
