中学生のときに 4 次元空間に興味を持ってから、4 次元空間に行ってみたいと思ってきた。ひとつの次元としての時間や、宇宙のカタチなんかについて 4 次元空間的に妄想したりなどするのも楽しい。僕らが平面に暮らす 2 次元人を見たら「平べったいね」と思うわけだけど、4 次元な人から見たら、3 次元人が暮らす空間もまた狭苦しく見えるのだろうな。4 次元人うらやましい。
ある日、たまたま App Store で「4次元」というアプリを見つけたので、4 次元好きの僕はさっそくダウンロードしていじってみた。最初は 1 次元、2 次元と次元をひとつずつ上げながら 4 次元空間の説明がある。もう少し進むと、4 次元空間における立方体についての説明に入る。
4 次元空間における立方体については、本で読んだりして理屈としてわかったような気になっていたんだけど、なんとこのアプリ、その 4 次元立方体をアプリ内でくるくると回せてしまうのだ。4 次元立方体を 3 次元から見たとき、どの面(?)がどう動くのかを、3 次元立方体を 2 次元に投影した時と比較しながら体感できる。「おお、なるほどそういうことか!!」と、これまでとは違ったレベルで 4 次元立方体を理解できたような気がした。
というわけでこのアプリ、4 次元好きのみなさんにはぜひおすすめしたい。
ちなみに 4 次元空間について興味を持ったきっかけは、1990 年ごろに鹿野司さんが雑誌「MSX マガジン」に連載していた「人工知能うんちく話」という記事だった。この連載ではフラクタルやカオス、論理学など、いろんなテーマがわかりやすく取り上げられていて、すごく興味の幅が広がった。著者の鹿野さんには、この場を借りて感謝したい。数々のすばらしい記事をありがとうございました。
あー、4 次元に行きたい。