- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2008/01/23
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ニコラス・ケイジ主演ということでレンタルしたんだけど、なかなかキビシイ内容の映画。ミステリアスな冒頭は期待を抱かせてくれるのになぁ。ニコラス・ケイジはプロデューサーにもなっているし、「ツイン・ピークス」のアンジェロ・バダラメンティが音楽を担当するとか、面白い制作陣ではある。あとから調べたところ、これは同名のカルト映画のリメイクなのだそうだ。かーなり酷評されてるね。まぁ、しかたないか。オリジナル版も機会があれば見てみよう。
ウィキペディアによれば、「ウィッカーマン」というのはカエサルの「ガリア戦記」に記述がある木の枝で編んだ巨大人形のことだそうだ。思わず家にある「ガリア戦記」で記述を探してみたらたしかにある。「ガリア戦記」講談社学術文庫刊、國原吉之助訳、第6巻2章16節より引用(カッコ内は引用者)。
ある部族は、枝編細工で非常に大きな人形を拵(こしら)え、その四肢の中に生きた人間をいっぱいつめ、これに火をつける。人間は炎に包まれて息を絶つのである。泥棒とか強盗とか、その他の罪で逮捕された人々を殺せば、不滅の神々がいっそう喜ぶと信じている。けれどもこうした罪人の数が足らなかったら、罪のない人をも無理やり殺してしまうのである。
こわい。それにしてもカエサルが書き残した一節を元にこうして映画が作られるのだなぁ。カエサルすごい。
- 作者: カエサル,國原吉之助
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/04/28
- メディア: 文庫
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