kanizaのブログ

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運転違反を減らす

次のような場面を考えてみる。

クルマを運転していて、重要な会議に出席するためにものすごく急いでいる。
制限速度は40km/h。40km/hで走っていてはとても間に合わない。

こんなとき、どういう選択肢があるか。

  • 会議に間に合うよう、または少しでも遅れが少なくなるよう、制限速度を超えてスピードを出す。
  • 制限速度40km/hを守り、会議に遅刻する。

どうでしょうね。

前者の場合、リスクは「スピードの出し過ぎによる事故」や「スピード違反が警察に見つかって御用」というのが考えられる。ただ、それがどのくらい起こりそうに思えるか。多くの運転者にとって、いくらかのスピード違反で事故を起こしたり、警察につかまるってのは、経験上、あまり起こりそうもないことだと認識されるんではないかな。

一方、後者を選択した場合、重要な会議に遅れて非難されることはほぼ確実と言える。

リスクが現実のものになった場合のダメージは前者の方が大きい。事故が起これば取り返しのつかない事態にもなってしまいかねない。それでも、「まず起こりそうもない」ということで、ついつい会議に遅れないようにすることを優先してしまう気持ちは理解できる。

スピード違反を減らすためには、上記のようないかにも起こりそうな状況において、制限速度を守ることが合理的な行動にならないといけない。いくら罰則を強化しても「起こりそうにない」と思ってしまう限り、あまり効果がない。たとえば次のような対策が考えられる。

  • スピード違反は確実に検挙できるようにする
  • 自動でクルマのスピードを制限できるようにする
  • 重要な会議に遅れても問題にならないようにする
  • クルマで移動しなくても会議できるようにする

飲酒運転についても同じようなことが言える。ある局面で「お酒入ってる(かもしれない)けど運転しちゃおうか」という誘惑は想像できる。その時、運転しないのが合理的であると誰でも思えるようにする必要がある。罰則がほぼ確実に適用されるという認識や、妥当な代替手段がないと「撲滅」は難しい。「運が悪いとつかまる」ていどではだめだろうな。