kanizaのブログ

コンピュータ、ソフトウェア、映画、音楽関連や家族のことなど、思いついたことを書きます。

国家の品格

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

バカ売れしているということで少し気が引けながらも読んでみた。

こういう本が売れるんですなー。へー。たしかに「だから日本はダメなんです。欧米では...」と言う人ばかりが「識者」だった時代とは変わってきた。

日本人が読んだら気分が良くなるけど、いまの日本に品格があると言っているわけじゃない。かつてあった品格が失われてしまったことを嘆いている。

この本で、平等とか自由とか人道とか人権とか民主主義とか、言葉の耳ざわりはいいけどそんなにありがたいことばっかりじゃないよね、という感覚が広まるなら良いのではないかな。そういう耳ざわりの良い言葉を武器に他人を傷付ける人もたくさんいるからね。